これまで、人口100万以上または近い将来これを超えると見込める80万以上の市が指定されていました。
しかし、平成13年8月に政府が発表した市町村合併支援プランでは、平成17年3月までに合併する市町村に限って、「大規模な市町村合併が行われ、かつ、合併関係市町村及び関係都道府県の要望がある場合には、政令指定都市の弾力的な指定を検討する。」という内容が盛り込まれ、80万人程度とされている人口要件が70万人程度に緩和されました。
なお、平成17年8月に発表された新市町村合併支援プランにおいても、この要件緩和は引き続き盛り込まれ、期限が平成22年3月まで延長されました。
人口約67万人を擁していた熊本市は、平成20年10月6日に下益城郡富合町と、平成22年3月23日に下益城郡城南町及び鹿本郡植木町と合併し、人口約73万人の都市となり、国への要望等を重ね、平成23年10月18日に熊本市の政令指定都市の指定に係る政令改正が閣議決定され、10月21日に政令が公布されました。このことにより、平成24年4月1日から熊本市は政令指定都市に移行しました。 |